羽ばたいてゆくもの―――STORY感想

 

鳥が飛んでいって、綺麗だと思った。
(そこに理由は必要なかった)

 

 以上がSTORYコンサートツアーの感想だ。
途中、いろんなことを考えてもNEW STORYでこの一言になってしまう。
鳥が羽ばたいてる。
たったそれだけのことで泣いてしまう。

だから今回は感想なんて書けないかもなと思ったけど、普通に長くなった。

 

 

 

2020年という世界線

 STORYは去年のセットリスト・演出ほぼそのままらしい。「ビューティフル」も「チンチャうまっか」も「カナリヤ」もなく、手越くんの鬼のように高いパートは3人に割り振られて歌いきった。ごまかさず昨年のものをできる限りそのまま届けるNEWSというグループの頑固さはすごい。最高。やめられん。

 絵本調のファンタジーな物語は4人のお話だった。1人は「ある男」とだけ称され、手に入れた地図のかけらを鳥に渡した。鳥は戻らないことを告げた。
そうやって物語に組み込んでくれたこと。戻らないこと。「いた」ということ。
初日はすごい悲しかったけどだんだん飲み込めてる自分がいる。悲しみが私になじんできたのかもしれない。

 あと「2020年」という数字を変えなかったところもめちゃくちゃ好き。やっぱり頑固なんだよ。そういう軸を持っているところが素敵なんだよ。

 

 


「クローバー」、そして手越くん

 「クローバー」の手越くんのパートはJohnny's World Happy Liveと同様の箇所は歌わなかった。

あの日 僕ら偶然出会い
まぶしい 毎日が始まり
ひとり 僕じゃ全然できない事ばかりだったけど
希望をくれた君へ心を込めて
感謝の Yell を

3人はらせん状になったセンターステージを上がり、真ん中で内向きになった。

ずっと同じ景色見てきたね
君がいるから幸せ
幾千の悲しみや別れ乗り越えて
永遠に君に幸あれ

Happy  Live時点で手越くんはまだ退所していなかったから、当時は手越くんの代わりに歌ったんだと考えていた。でも、2021年。手越くんはNEWSにいない。

 初見で、無地の気持ちで、コンサートで「クローバー」のこのパートを聞いたとき「この時間だけは手越くんのためにある」と思ってしまった。他の誰がなんと言おうと、なんだったらNEWS自身が違うと言ったって、絶対にこの時間だけは手越くんのためにある。言い切れる。…そう思った。

―――時間がたって、配信を見て、今はそう思わない。NEWS自身が語っていないことに対して勝手な確信は持てない。ほかの人の気持ちもある。でもあのとき私はそう思った。そう祈った。そういうことは忘れないでおきたい。

 

 

コロナ禍でのコンサートツアー

 2020年春の延期・中止、12月の配信中止、結果2021年コロナ禍での有観客ツアーとなった。無事すべての会場をまわることはできたけど、何度も中止かもしれないと思うことはあったし、むしろ中止にならなかったことに驚いた。これが絶対に正しいというものが今、存在してない。心無い言葉がSNSに書かれていたこともあった。逆に…会場そばのタクシーの運転手さんに直接お礼を言われることもあった。自分で「良い」「悪い」の線引きをどこかでしなければいけなかった。

 小山さんは挨拶で、「バトン」の話をした。1つ1つの会場を終え、バトンをつなぎ、次へ、次へ。私には思いつけなかった視点。小山さんはほかにも「どうぞ真っすぐ帰ってください」ということも何度も言った。普段最大公約数の優しさで語る人だったから驚いたけど、そう言ってくれてうれしかった。

 終わってみて、このコンサートツアーができて本当に良かったって思っている。できるってNEWSとNEWSの制作陣が信じたことも。
私はずっと軸を持てずうまく信じることができなかったから、
すごいよ。

 

 

「4+FAN」

 今回(絵本調の)映像中、何度か拍手が起こった。魔物を倒せたとき、太陽の鎖がほどけたとき、夫人の家の扉が開けたとき、ケーキに明かりを灯せたとき…おめでとうやお疲れ様、良かったという意味で拍手を送る。(制作陣は意図してないだろうけど)地図が完成したときに起こる拍手から4+FANの手拍子にうつる、あの瞬間が好きだ。  4+FANのイントロで「ああ、やっとNEWSのライブにこれたんだ」という何度目かの喜びでいっぱいになる。声は出せない代わり、大きな手拍子をして、たくさんペンライトを振る。
 4+FANを歌うのはこれで最後かもしれないというツイートを何度か見た。そうかもしれない。そうじゃないかもしれない。そうじゃないといいなと祈る。いい曲だから。

ありえない夢の続き 君と掴みたいから

 

 

 

もらったものはもう言葉に表せない

 と思ったのは四部作振り返りパートだった。例えば、自分は忘れているけど周りが覚えていることがあって、その人のおかげで思い出すことができたことがある。おそらくNEWS自身が忘れていることを私が覚えているということは、よくある。それで…具体的にはWORLDISTAの旗なんだけど…毎回忘れちゃうんだよね(笑)。でもJrがWORLDISTAのパートで旗を振って、かっこいい!好き!って毎回思う。思ったことを思い出させてくれる場面が幾つもあった。そのたび「好きだ」って思わせてくれる。
 見るたび胸が締め付けられて、この人たちがいいってこころが言う。心臓ってここにあるんだなと気づく。だからもう言葉じゃ表せない。特別なグループ。

 

 

 

いる人の話がしたい。

 STORYが4人のコンサートであること、3人になって初めてのコンサートであることによって、どうしても手越くんの話が多くなってしまう。悪いことじゃないけど、なんか私は嫌だ。いることを選んだ人の話をその倍はしたい。なので、します。かなり長くなった。


★小山さん

 NEWSを好きになるBeforeとAfterで一番印象が変わったのは小山さんだ。あんなファンサマシーンだと思わないじゃん!?アイドルとしての魅せ方が分かっていて、ぶりっ子がうまくて、可愛くてセクシー。年々フェロモンが増していくけど、STORYでは爆発してた。した。私が。
 「STAY ALIVE」を初めて見たとき、「あ、小山担しんだな」って確信したし、あんな…かっこいい曲に少し破れたシャツ、後半でシャツをはだけ外すサングラスにサビは可愛い振り付けって小山さんのいいところ全部載せソロ曲で叫べない小山担かわいそうすぎん? 確実に殺しにきてるじゃん。
 歌。どんどんうまくなる。「夜よ踊れ」で「愛に浸る者たちには窮屈すぎる摩天楼さ だるいジャズの繰り返しで踊るBlue Monday」が小山さんのパートになっててひっくり返った。また「生きろ」の「果てしない闇へと向かって 飛べやしないとやたら凹んで」も素敵で、これからの未来に胸が踊った。
 でも、喉の話があって。詳しくは分からないけど「焦らないで」とか「無理しないでほしい」とファンが思うことをよく分かってくれる人だから、その点についてはあまり心配してない。だからどうか、と思う。早く良くなりますように。早く、もし時間が掛かってしまっても良くなりますように。神様、頼むよ。
 「伝えるということを続ける」という夢。小山さんはここ数年「伝える」についてよく語ってくれる。そして実践してくれる。先述した挨拶もそのひとつだと思う。小山さんはエゴサしているのか、ファンが想っていることをよくキャッチしてくれる。伝えるが上手い人は、たぶん「聞く」も「言う」も、注意深く繊細にできる人だと考えている。芯がある小山さんの言葉はいつも安心して聞ける。(思うのは自由でも言うのは勇気だと考えているから、小山さんの言葉はいつも頼もしい)
 「クローバー」。愛情のひと。家族愛的なところも歌っているんだろうけど、小山さんの艶っぽさはどうしても恋のそれを思わせる。「こんなに愛してるのにどうして分からないの」とでも言うかのように、強気な愛。温かくて、包み込んでくれる愛。いつもドキドキしてしまう。

 

 

★増田さん

 King Gnu「白日」以来の「そんなキー出せんの!?」とビビったのは「Love Story」の「また明日ねっていったのに離れられない」だ。増田さんが高いキー出せることは知っていたけど、予想の何倍もすごい。「エス」や「夜よ踊れ」でも力強く、快感を覚えてしまうほど表現力が豊かで気持ちいい。(もしかして天才と秀才で分けるなら天才タイプなんじゃないの!?と思うくらい歌がすごい。才能なんじゃないかって。もちろんその才能は努力あってこそと分かっているけど、こんなふうに歌うんだと何度も驚く。ずっと聞いていたい)
 今回のOPの赤い衣装は増田さんいわく「ずっと温めてきた赤い衣装」(横浜公演MCにて。文言はだいたいです)。「一番強くてかっこいいのは赤」だと思ってて「四部作ラストで赤い衣装を作りたかった」「ちょっと誘惑に負けて過去に赤い衣装を作ったこともあるけど」らしい。愛おしい。
 増田さんのすごさであり長所はこだわりまくるところだ。そんな彼が作ったSTORY衣装で一番好きなのは青い軍服の衣装。(おそらく偶然だが彼が作る青衣装は印象的な場面で見る気がする)NEVERLANDを思い出させてくれるところ、絵本調の映像からそのまま出てきたようなところも素敵だが、パンツがメンバーカラーなのだ。あれだけ固定されるのが好きじゃないと、メンカラ衣装は作らないようにしている(それを利用してサプライズもした)増田さんが、メンカラのパンツをNEWSに着せている。うれしいというのも変だけど、増田さんがこだわりの強いことを知っているからこそ、大きな意味を感じてしまわざるを得ないのだ。
 「クローバー」。希望のひと。私は増田さんのことが、ずっとよく分からない。なぜそんなにこだわるのとか、どうしてそう思うのかとか、よく分からなくて純粋に不思議だ。論理…言葉では説明できない何かを掴んで生きているように見える。だから別に言葉は求めていないんだけど、作詞がいつもすごくて。難しい言葉は使わないで、唐突でも確かに伝わる表現、代替えできないことをする。
 増田さんは、自分のパートを終えるといつも笑顔で頷く。「大丈夫だよ」というふうにも「こっちだよ」と導く純真な子供のようにも見える。幼いころの憧憬をいつも持って笑ってくれる増田さんは、愛おしい。
 「ずっとこの仕事を続けていきたい、NEWSで」という夢。「君の言葉に笑みを」のラストでは「シゲと小山とずっと一緒に歌っていたい」と言った。原体験というのだろうか、初めてのグループがNEWSなことも憧れの会場が東京ドームなことも分かる。でも私が想定しているより強く何度も言ってくれる。ずっと言ってくれる。伝わってくる。もう大人なのに、私より年上なのに、子供の話を聞いている気分になる。「すごくいいね」「できるよ」「楽しいね」って言ってあげたくなる。

 

★加藤さん

 好きなところが多すぎる…(笑)。考えるより前に「好きだ」って感情でいつもあふれてしまう。
 表現が言葉寄りの人で、いつも見ていて面白い。「Love Story」の「僕にだけ見せる仕草のようなサイン」という歌詞の「サイン」では「(バワリーポーズをつなげた)ずっと」のポーズをする。どの曲か忘れちゃったけど「キス」の歌詞では人差し指と中指を唇につける、「Love Story」で見せる振り付けの「キス」をしてくれる。「夜よ踊れ」の「Aim at the beast」では両手の指を丸めてガオーって(可愛い…!!!!!)、「WORLDISTA」の「Still...」は、WORLDISTAツアーでは人差し指を唇に当てる秘密ポーズをしてくれたけど、もう秘密じゃないから顎に手をやるポーズに変えている。その記号は、私たちの共通言語。好きだ。
 あと「STORY」で「繋がってく点が線になるように」ではSを描くところ。点はSになった。「生きろ」で「来た道」で人差し指で来た道を指し、「行く先」では親指で行く先を指し、「結び付けてしまうような」で小指を立てていたのに、今回は「結び付けてしまうような」で∞を描いた。輪廻、無限、あるいは永遠。………落とす記号を拾いあげるのが、楽しい。
 「美しい恋にする、美しい恋にするよ」と2回言うとは思わないじゃん!!!増→加→小→増という順番でもいいところを2回加藤さんに割り振って念を押すところ、解釈一致過ぎて最高!!!
 「Narrtative」は『ピンクとグレー』でしたね!(※個人的解釈ですよ)
 らせんになったステージをのぼる最中に「ああ、てっぺんから落ちるんだな」って不思議と確信をした。ごっちー鈴木真吾、白木蓮吾ーの言葉、そのお姉さんの「やるしかない、やらないなんてないから」という言葉が浮かぶ。お姉さんがコンテンポラリーダンスの舞台上で高いところから落ちたことを思い出す。加藤さんが「Narrtative」で行ったこととごっちのお姉さんの行為は正確には一致してないのに「後ろから落ちていく」「加藤さんならそうする」って思った。不思議だ。
 ここからも勝手な考察だけど、黒衣装のJrはインク、加藤さんは語り部―作者―であり原稿用紙だ(私も気づけなかったんだけど加藤さんの衣装は原稿用紙らしい…)。アウトロでスクリーンの映像が巻き戻る。曲自身も何かが巻き戻る音が聞こえる(ような気がする)―――そして、落ちる。だから加藤シゲアキは、Narrativeは、書くという行為は、最初から「やらないなんてなかった」んじゃないかなという考察。もしくはそういう言葉で紡がれる物語だったという描写か。噛んでも噛んでも味がする素敵な演出。
 「君の言葉に笑みを」のシゲぴが可愛すぎる。振り付けがあるので双眼鏡が持てないのが悔しい。ずっとシゲぴしか見てなかった。何あの可愛い生き物。可愛い。可愛い以外の言葉が奪われた。可愛い。狂う。かわいい。
 歌さあ…伸び方がすごかった。加藤さんはもともとめったに音を外さないし走ったりもしない。すごい。正確。
 「クローバー」。誠実のひと。誠実以外有り得んでしょ。誠実を擬人化したらたぶん加藤さんみたくなると思う。彼のパートは人生の中でも青年期(特にモラトリアムの終わり)くらいをイメージする。どうして。なんで。どうしよう。答えのない夜に灯っている、光。救いほど眩しくない、寄り添おうとしてくれる誠実という光。ずっと、そして約束。「We’ll be together」は心の中で歌った。
 加藤さんの夢は「みんなの夢でいつづけること」も誠実すぎるよ…ここでの「夢」は虚像ではないじゃん。誠実の辞書には「真心を持って人や物事に対すること」と、真心は「偽りや飾りのない心」と記されている。この「偽りや飾りのない心」が加藤さんだと思う。飾りなく、頑張る姿は確かに私の夢になる。本当は「夢」なんて言葉は自分に都合が良すぎると思ってずっと使えなかったんだけど、杞憂だったな。君は私の夢だよ。

 

★書いてたら手越くんの話もしたくなっちゃった!

 手越くんについては「幸せであれ」って本気で思っているし、心配もしてない。ていうか余計な心配している人なんか踏んでしまえ、そんな言葉を投げかける人なんておいて幸せになれと思っている。過激。…STORYツアーを終えてからNEWSをやめようとしてた手越くんに「ふざけんな~!」と最近ようやくちょっと思うようになった(笑)。そんな綺麗なピリオド打たれて残される身にもなってくれとか思うけど、おそらくそのもしもの世界でも「幸せであれ」とは言っていたと思う。逆にコロナがなくSTORYツアーをやっていたら手越くんはやめていなかったんじゃないかなとか、そういうもしもを考える。でも結局全部IFだ。もう叶わない。私は続けるを選んだ人たちを応援するけど、手越くんのことはこれからも思い出すし普通に書いたりすると思う。
 だから、どうか幸せであれ。できるだけ心から笑う日が多くありますように、ご飯がおいしくありますように、幸せでありますように。

 

 

 

サプライズ

 オーラス公演にてNEWSへサプライズがあった。「NEW STORY」を歌った動画と、NEWSへ伝えたいことを画像、もしくは音声で事前にファンが送り、コンサート会場では聞かせられなかった歌と言葉をサプライズという形で伝えた。
 あの瞬間のNEWSの表情を忘れることはできない。小山さんと増田さんは、持っている殻、膜、あるいは平常心という仮面が外れてしまったような顔をしていた(今まで見たどれとも違うように思えた)。アイドルとファンで良かった。そうじゃなきゃ見られなかった、生きている人間の表情。加藤さんはぐっとこらえながらも、うれしそうに笑みをこぼしていた。でもそのあと歌いながら泣いていて、見ている私も泣いて。
 伝わったという感覚がある。たぶん君たちが思っているより、私たちはNEWSが好きだよ。大切だよ。たくさんもらっているんだよ。だからありがとう。好きとか、うれしいとか、感謝だけが存在していた。美しかった。

 

何度夢に敗れ 夢にはぐれ
ここまで来ただろう
生きていく一度きりの物語を
他人(ひと)に言えないこと 言わないこと
胸にあるだろう
生きていくすべて抱え進んで行く
自分(きみ)のSTORY 


歌ったのはこのパートだった。NEWSに、私たちに、ぴったりだと思う。

 

 


そして鳥が飛んでいく

 「NEW STORY」で何かが羽ばたいていくライトの演出があった。3人が歌っている最中、左右に伸びた花道にある棒状のライトを翼とし、センターステージの電球はその翼の本体として光っている。

 なんとなく、あれは鳥だと思っている。絵本調の映像に登場していた4人の男たちの肩にいた鳥。「カナリヤ」じゃなくて、手越くんでもなくて…一番近いのは「SUPER STAR」。正確には「SUPER STAR」にも鳥の描写はないから、私の心象風景でしかないんだけど。
 「あ、飛んでる」って思って。

 あぁ、綺麗だなあ、そうだったなあ、綺麗だったなあって。

 増田さんはこの曲のハモのタイミングで、小山さんと加藤さん、それぞれと目をあわせようとする。ハモで目をあわせるのは増田さんの癖であり、手越くんの癖でもある。遠くとも無意識に目をあわせて歌うテゴマスが好きだった。
 横浜公演ではコヤマスもシゲマスもハモで目が合うことはなかった。喪失感というか…こういうことがあるたび手越くんのことを思い出すんだなって気づいてとんでもなく寂しい気持ちになった。
 でも、どこの会場からか知らないけど、あるときから小山さんも加藤さんも、増田さんと目をあわせて歌うようになった。コヤシゲのハモのときには目をあわせないのに、コヤマス、シゲマスのときだけ、増田さんのほうを向く2人がいる。その優しさでまた泣く。

 

 いろんなことがあるって言えばありきたりだけど、いろんなことがあった。良い悪いと一言で断罪できない、いろんな寂しさや願い、夢。あった。STORYはそういうあったことを全部包み込んでくれるコンサートだった。

 

 でもSTORYは4人のコンサートだったから、早く3人のコンサートも見たい。わくわくする。おそらく癖強いコンサートになる。
 まだまだあるであろう"これから"が、楽しみ。

 

 

 


おまけ 入りきらなかった話

(センターステージ)センターステージ愛している!!!中心のステージと左右に伸びる花道という構造でもう愛したのに、垂れ幕上のスクリーンと降りてくるライト…すべてがものすごい計算の上で成り立っていた。近くて見やすくて工夫しがいがあるセンターステージ…好きなんだよ………/(Jr)NEWSはJrの見せ方が天才である。「チャンカパーナ」の2番をあげる器のでかさ、Jrの衣装で四部作を魅せるところ、大画面にJr紹介VTRを流すところ…Jrくんたちもどんどん歌が上手になっていって見てるこっちまで楽しかった。/「何度でも」のスクリーン映像で、増田さんの映像手前にネバラン鍵がついてるバッグがあって、おそらくカイコタボンセンのぬいぐるみをつけてる人が通ったりしててびっくりした。WORLDISTAは見つからなかったけどありそう/ある男が地図を鳥に託し→最後のピースを地図にはめる→(雨が降り)何者かが夜の訪れを告げた…からエスまでの流れがマジ綺麗。Dragonism(何者か)→夜よ踊れ(夜の訪れ)→FIGHTERS . COM(地図を完成させるため戦いをしなければいけなくなった? 闘いの曲)→エス("The answer is エス"、戦いに勝ったのかな)→ピースは「S」に変わり、地図が完成する。/STORYのセトリ自体が四つ葉のクローバーの意味の希望・誠実・愛情・幸福ゾーンで分かれてるところマジで好き。本当にそういうところが好き。/NEWSくんへ「夜よ踊れ」を覚えててくれてありがとう。ずっと歌ってくれ。頼む。好きだ。/「Love story」のファンパート「Lalalala...」を歌えない代わり、サビの振り付け踊るのがロマンティックで好きです。歌いたいがゆえに歌の代替ができていて楽しい。/「君の言葉に笑みを」の幸福値カンストしてる。センターステージだから小山さんが「自分から見て右から」と指示くれるのありがたい/4+FANで加藤シゲアキがJr引き連れてラップ歌うところ、クラスで一番やんちゃな子っぽくて大好き。いつもシゲぴ楽しそうで好き。/小山さんの属性が魔法(素直になる魔法)なところ、魔法にかかったわけじゃないのに素直に心打たれる老人が好きだし、おそらくシナリオを描いてるのが加藤シゲアキなので純粋な萌えが走ってしまう/ペンライトを付けたり降ったり相変わらずファンが何かをするパートがあって楽しい~!(配信を一緒に見てくれた同居人が増田さんのターンでペンライト持ってないからXポーズしてて笑った。それは紅。)/個人的MVPは「Perfect Lover」。振り付けに指ハートあるので優勝。サビで止まる振り付けが最強。「アイドル」として見るには味付けが強くてね…これでしか生きていけない…「IT'S YOU」が好きな人間はみんな好きなんじゃないかなって思った…いや知らんけど…/加藤さんは(映像にて)旗で風を起こすんだけど、それが光につながっているところが好き。どこかで加藤さんを光属性だと思っているので。/絵本調映像が終わるとNEWS RADIOになるところ…ファンタジーとリアルのバランス、そこから「クローバー」と四部作ダイジェストが始まる流れ…すごくいい…構成がしっかりしてて楽しい…/「美しい恋にする、美しい恋にするよ」の加藤さん念押しゾーン、初日だけ圧がすごい必死バージョンだったけどもうやらないんですか?やってくれませんか?加藤さんは必死なほうが好きです。どうですか?/「僕らの名前は?」に対して心の中で「NEWS」と叫ぶ瞬間。全部の音が消えて、無音になるところ。/OPの映像で四人に対して「誰もが無謀だと言った」というところでもう泣いちゃう。ある種の事実が物語に落とし込まれていて、そこから始まった四人が好きだから、今に繋がっているから、泣いてしまう。

 

 

 

 

 

 本当は去年2020年の宮城公演へ、NEWSの縁で出会った友人と一緒に行く予定だった。ホテルと、小山さんがTV番組で行った温泉を予約しながら「こんなにうれしいことがあってもいいのかな」って困るくらい幸福だったことを覚えている。うれしくて、怖かった。

 結局全部中止になって、今年のSTORYツアーでも全員で入れる日はなかった。なくとなく「あ、もうこのメンツでコンサートに行くこと一生ないのかもな」って思った。仕方ないけどあの予定を立てる時間で十分愛おしかったから、大丈夫だと思うことにした。

 そしたら生まれて初めての復活当選をして…うち一人は一公演も入らない予定だったから、本当に、自分のことみたいに嬉しかった。当日はNEWSももちろん見るんだけど、友人の叫べない代わりに揺れてしまうペンライトと身動きが本当に面白くて。話せない代わりに何度もみんなで顔を見合わせた。「どうしよう」とか「嬉しい」とか「やばい」みたいな感情を伝えて、伝わって。
楽しかった。
嬉しかった。

 

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NEWSは居場所という言葉を使う。「NEWSが居場所になれたら」。

もうなってる。

NEWSを通して出会えた友人。NEWS以外のこともたくさんできる友人。NEWSを通して知ったもの。NEWSと過ごした思い出。多すぎる。だから何度言っても足りない。ありがとう。

 

 

 お題「NEWS LIVE TOUR 2020 “STORY“ ー私のSTORY、私とSTORYー」